日常の情景。~Scene1~

JAL118便。
大阪から帰京。

自分は、Jシートの通路側。
ほどなく、窓側の乗客がやって来た。
シートベルトを外して席を立って入り易くしてあげようとしたが、自分が立ち上がる前に強引に座席へ入り込んだ。
「失礼」とか「スミマセン」の言葉は無い。。。

その彼は、デイパックと大きな紙袋を持っていた。
デイパックは手元に置いておきたい様子だが、紙袋は座席上のクローゼットに上げたいようだ。
すると、近くにいたCAを呼び、「これを」と言って紙袋を差し出した。
一瞬キョトンとするCA。
「上に」と彼。
すかさず笑顔を作り直すCA。
「そちらは宜しいですか?」とデイパックを指し示すCA。
ただ首を横に振る彼。。。

彼の風貌。
年の頃は、30代後半ぐらいか?
髪に櫛やブラシを通したようには見えない。
そして髭。
掛けている眼鏡は、汚れて曇っている。

その彼、搭乗券を携帯のカメラで写し始めた。
パシャパシャと撮っていただろうか、自分の通路を挟んだスカした乗客がその行為に対してCAを呼んで注意を促した。
素直に従う彼。。。

何故、彼は搭乗券を写真に撮りたかったのだろう?
何故、通路を挟んだスカした乗客は些細なことに目くじらを立てるのだろう?

自分の考察。
隣の彼は、ただJシートに乗ったことが嬉しかっただけ。
だから搭乗券の写真を撮った。
通路を挟んだ乗客のことは判らない。
彼の風貌や雰囲気が好きになれなかったのだろうか?

ドリンクサービスが始まる前、隣の彼はデイパックの中からノートPCと空弁を取り出した。
空弁を食べている最中のドリンクサービス。
「お水を下さい。」と言い、お水をもらった瞬間に一気飲み!?
直ぐさまCAにコップを差し出す。
一瞬キョトンとするCA。
「もう一杯」と彼。
すかさず笑顔を作り直すCA。

やはり彼は、人との接し方がスムーズに出来ない人だと思った。
適応障害とか対人恐怖症とかのレベルでは無いにしろ、彼の挙動には違和感を感じてしまう。

危ういバランス。
そのバランスが壊れないように、自分自身のみの世界に生きる。

そして、羽田に着き、機外へ出よう立って並んでいる時。。。

通路を挟んだスカした乗客が、彼に文句らしきことを言った。
彼は、聞こえないふり。
通路を挟んだスカした乗客は業を煮やし、彼の脇腹を突きお前のことだよと。
だけど、彼は我関せず。
通路を挟んだスカした乗客は、相も変わらずブツブツ彼に何かしらを言っている。
すると突然、彼が怒鳴った!
怒鳴ると言うよりも、奇声を上げるような感じだ。
何を言ったのかは認識出来ない。
突然のことに、通路を挟んだスカした乗客は凍り付いた。

それほど大きな声では無かったのだが、当然CAも含み周りの乗客は何事か?と訝る。
通路を挟んだスカした乗客は、予想だにしなかった反撃でそれ以上文句は言わなくなった。
だが、機外に出て到着口へ向かう際に、気を取り戻したらしい通路を挟んだスカした乗客
がまた彼に文句を。
そして、また彼が怒鳴る。
そんなことを数回繰り返していたみたいだ。。。
 
 
ドラマの中で、刑事役の泉谷しげるが言っていた。
「一番怖いものって何だか知っているか?」
「やくざなんかじゃなくて、頭がイカレたやつさ。。。」

頭がイカレたやつ=常軌を逸しているやつ=自分自身が予想出来ない行動を起こすやつ。
自分が推し量れる範囲を越えるもの。

恐怖って、そういうものだと認識している。。。

Comments

  1. いやいやwww
    チョット…これは面白く読ませて頂きました!
    通路挟んだ側の男性も大人気ないなw
    メガネが曇った奇声を上げる彼も人付き合いが出来ないヒッキー君かもね。。。

    何にしろ、そんな2人に挟まれご苦労様でした!

  2. >K.Yamazaki
    このコメント、何故かスパム扱いになっていた!?
    それに今気付いて、復活させました!(^^)v

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