狼を野に放て。

狼を野へ放とうとする試みがある。

大分県豊後大野市における、農作物ならびに山林被害に対するカウンター案として。

ちょっとした経緯から、興味を持った。
正直、最初はネガティブに受け取った。
だが、大分県豊後大野市長橋本祐輔氏の考え(オオカミの再導入について)を拝見して、ネガティブな印象は消え去った。
とは言え、ポジティブな考えとも言えない。
迷っているというのが、正しいところだ。

鹿や猪のよる農作物ならびに山林被害。
これは、最終的に森林生態系を破壊している。
鹿や猪のよる農作物への被害は、農家さんへ深刻なダメージを与えている。
また、丹沢や群馬で目にしているハゲ山も、結局のところ鹿による被害だ。
大雨や台風が来れば、必ず山が崩れるようになってしまった。
そして、里山も失われていく。。。

豊かな森が保水能力を維持し、その伏流水は川となって水田を潤し、都市の水源となっています。その森林が壊れ、田畑は荒れていき、その結果がどんな状況をもたらすのか、ぜひ多くの皆さんに考えていただきたいと思っています。

頂点捕食者が不在の状況。
その代行を行うべき狩猟圧の低下。
何故、狩猟圧が低下したのか。
高齢化や狩猟の許可へ至る煩雑な手続きなどか?
また、そもそも狩猟圧によって、頂点捕食者の代わりが出来たのだろうか?
色んな複合的な背景があると思っている。

この狼の再導入は、イエローストーン国立公園では成果が出ているらしい。
生態系のリカバリーとして、生物多様性が増加したとのこと。

だが、何故狼は絶滅したのか?

疫病もあっただろうが、やはり家畜に対する被害が出た故の駆除も原因ではないのだろうか。。。

そして今、その狼をまた野に放とうとしている。

山に狼がまた存在すれば、家畜に対する被害も考慮しなければならない。
また、狩猟者や猟犬との遭遇時には、どのようなアクションが想定されるのか?
色々と考えなければならないだろう。
しかし、その環境は待ったナシの状態にまで来ている。

日本オオカミ協会なるものの存在を知った。
まだ、コンテンツの全部に目を通せていないが、ちょっと楽観的過ぎるような気もしないでもない。
まあ、熊のためと言って、ドングリを空からバラ蒔いてしまうよりは賛同できる内容かと感じている。

狼は、自分の中では孤高で崇高な気高い生き物とのイメージがある。

正直、逢ってみたい気持ちがとても大きいのも事実なのだが。。。

【参考】
オオカミの再導入 – Wikipedia
ニホンオオカミ – Wikipedia
生物多様性 – Wikipedia

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