おかえり、ナッシュ!

昨日、ペット用の葬儀屋さんへの手配はしていた。

人間と異なり、宗教云々のしきたりがあるのかも判らなかったが、荼毘に付して遺骨はリビングに安置しようと決めていた。
それが一番良いことだと感じていた。

昨日今日とキンキンに冷やしたナッシュの亡骸、やっぱり何度も撫で回してしまう。
訊けば、ナッシュの目と口を閉じてくれたのは妻だった。
硬直する前にと、必死にやってくれたみたいだ。

葬儀屋さんが来る前に、ふたりで最後のお別れのナッシュとのふれあい。
すると、妻がナッシュの目が開いていると言う!?
見ようによっては、確かにそう見えた。。。

葬儀屋さんの車設火葬炉にナッシュを抱きかかえて横たえた。
やっぱりキンキンに冷たく、力ない肉の塊だった。
でも、その重さや感触はナッシュのそれ。
ひょっとしたら目を覚ますか?とも思いながら、なんとも不思議な気持ちになってしまった。

ナッシュが帰宅するのは数時間後。
自分は決めていたが、妻に確認すれば同じ思いだった。
ふたりで “ふうじん” さんへ。

自分たちにとっては、この場所が一番ふたりでくつろげる場所。
食後、シェフたちにナッシュの件を伝えた。
シェフたちの愛犬も、先日星になってしまったのだ。

帰宅後、暫くしてからナッシュが帰って来た。
おかえり、ナッシュ!

ちょっと小さくなってしまった。
だけど、とても親切な葬儀屋さんで、頭の遺骨は正面を向くよう納めましたと。
リビングにナッシュのスペースを作って、大好きなサツマイモと喉が渇いただろうと思いお水をあげた。

正直、ここで自分はホッと息をつけた。

この季節であれば遺体の状態も心配だったし、冷たく硬いナッシュを見て、そして触り続けてしまっていることに潔さを感じていなかった。
だけど、これでもう踏ん切りがつけられたのだ。
たった今から、従来とは異なるナッシュとの生活が始まるのだ。
そのことに安堵出来た。

お気に入りに写真データを葬儀屋さんへお渡しした。
写真入りの T シャツ、マグカップ、キーホルダーを無料で作成してくれるとのこと。
そして、形見分けのカプセル。

この中にはナッシュの分身が入っている。
このカプセルは、自分がキーホルダーに付けることにした。
これで、いつでも一緒だ。
そして、写真入りのキーホルダーは妻が使用する。
だから、妻もいつでも一緒のはず。

休日の今日、いつもとは異なり起床してナッシュとの散歩に出掛けれないことに違和感を感じた。
日毎に違和感を感じることが多くなるのだろう。

そして、更に日が経てば、そのこと自体に慣れるのだろうな。。。

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